【生薬名】 甘草(カンゾウ)
【基 原】 神農本草経の上品に収載。マメ科 Leguminosae 甘草 Glycyrrhiza uralensis Fisch. (ウラルカンゾウ(東北甘草))およびナンキンカンゾウ(西北甘草)の根及びストロンを乾燥したもの。
【性 味】 味は甘、性は平。(帰経:十二経)
【薬理作用】 補脾益気・清熱解毒・潤肺止咳 glycyrrhizinの分解産物は生体の肝臓で有害産物と結合して解毒する。又gl y-cyrrhizinは抗アレルギー作用があり皮膚科領域で応用されている。近年甘草エキス、gl-ycyrrhizin及びおその分解物には抗炎症作用、副腎皮質ホルモン様作用の有ることが明らかにされた。又glycyrrhizinの誘導体には抗潰瘍作用が見いだされた。甘草の鎮痙作用はそのフラボノイド成分にある。その他甘草エキスには鎮咳作用、免疫抑制作用等も報告される。
【臨床応用】 緩和、緩解、鎮咳、鎮痛、去痰薬として筋肉の急激な緊張による疼痛等の急迫症状を緩 解。胃痙攣、胃痛、咽喉痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、等にも対応する。 また、グリチルリチンの製造原料として需要が多く、菓子類や醤油の矯味原料ともされる。
【用 量】 3〜6g
【使用上の注意】 腹部膨満感・嘔吐・浮腫などの症状がある場合。長期に甘草単味を服用すると、水腫・高血圧などの副作用が生じる。
→生薬名:甘草(西北甘草) ヨミ:カンゾウ(セイホクカンゾウ) 緩和、緩解、鎮咳、鎮痛、去痰薬として筋肉の急激な緊張による疼痛等の急迫症状を緩解。胃痙攣、胃痛、咽喉痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、等にも対応する。 |